この記事では、企業が動画コンテンツを制作する上での課題や、素材や成果物を保存・管理する上でNASを用いるメリットを複数回に分けて解説します。

目次

動画コンテンツとは

最近ではコンテンツといえばインターネット上で視聴できるデジタルコンテンツを連想することが多いかもしれません。デジタルコンテンツが身近な昨今、特に注目されているのが動画コンテンツです。 動画コンテンツとは、映像と音声を組み合わせた視覚的、聴覚的に情報を伝達できる内容物です。文章や画像だけよりも伝達できる情報量が多いため、視聴した人の記憶に定着しやすいことが特徴的です。そのため企業のマーケティング活動でYouTubeクリエイターへの依頼や自社制作の動画制作やライブ配信が花形になっています。

動画コンテンツ市場

法人需要に加え、国内では個人クリエーターによる動画コンテンツの配信が盛んとなっている背景もあり、市場は年々好調であるといわれています。

引用元:株式会社矢野経済研究所

動画コンテンツのストレージには何が最適?

動画コンテンツの保管にはどのようなストレージメディアを選ぶべきでしょうか? 動画コンテンツ制作を始めたばかりの段階では外付けハードディスク(DASと呼びます)を活用する方が多いかと思います。差すだけで使えるので便利ですよね。とはいえ長く続けていくうちにコンテンツは増加していきます。データ容量が永遠に増加していくため、容量の課題はいつまでもつきません。 容量以外にもデータの運用や管理にも課題があります。動画制作の現場ではプロジェクトが大きいほど複数人での共同作業が増えていきます。そういった環境では一つの外付けハードディスクを複数人でまわして利用するような仕事の進め方を続けていくと制作のボトルネックになってしまいます。 以下にDASを使う場合に動画制作者が直面しがちな代表的なお悩みを紹介します。

動画制作の現場での課題5選

課題 詳細
データ管理 どの素材がどのメディアに格納されているかわからず、探すことに時間を浪費。
ストレージ障害 外付けドライブが突然クラッシュし、アクセス不能に。
データ消失リスク USBや外付けドライブの紛失・盗難によるデータ消失。
リモート作業の難しさ カメラマンと一緒に現場で追加素材を貰う必要があり、リモート制作作業ができない。
ストレージ容量不足 高画質素材のRAWデータ増加でストレージ容量がひっ迫。

課題1 どの素材がどのメディアに格納されているかわからなず、探すことに時間を浪費。

素材の場所が不明で検索に時間がかかる非効率的なデータ共有ファイルシステムとOS間の互換性問題
  • データが複数のメディアに分散されているため、どのデータがどのメディアに格納されているか把握が困難。
  • データ検索に時間が浪費され、作業効率が低下。
  • メディアそのものを手渡しで共有するため、データのやり取りが煩雑で時間がかかる。
  • 大量データの移動ややり取りがスムーズに行えない。
  • 異なるOS間での素材ファイル共有が困難
  • 読み取り専用になる、ファイルが見えないなどの問題。

課題2 外付けドライブに突然アクセスできなくなった。

ハードウェア障害ファイルシステムの破損
  • ハードウェアの寿命が近づくと発生しやすい。
  • 外付けハードディスクの物理的な衝撃や経年劣化。
  • ファイルシステム(NTFS、FAT32など)のエラーや破損。
  • 突然の電源断や、デバイスの適切でない取り外し。
  • ウイルス感染や悪意のあるソフトウェアによる破損。

課題3 USBや外付けドライブで渡していた素材が、ドライブの紛失や盗難とともにデータが消失した。

データ消失情報漏洩のリスク業務の遅延
ドライブが紛失・盗難されると、物理的なデータへのアクセスが完全に失われる。紛失・盗難されたドライブに未暗号化の機密データが含まれている場合、第三者に悪用される可能性がある。データ消失により、業務やプロジェクトの進行が遅れる。

課題4 カメラマンと一緒に現場で追加素材を貰う必要があり、リモート制作作業ができない。

現場依存による非効率性
  • 素材受け渡しが現場に限定されており、リモートでの制作作業が開始できない。
  • 素材を渡すまで待たなければならないため、作業開始が遅れる。

課題5 4K、6Kなどの高画質素材のRAWデータが多くなりストレージ容量がひっ迫している。

ストレージ容量の不足
  • データ量が増加し、既存のストレージでは対応が難しい。さらにもう1台DASを購入
  • 追加することでネームスペースの分離によってファイル管理の複雑化。
  • プロジェクト単位でバックアップやアーカイブが困難になる。

以上が動画制作の現場での課題5選でした。

実はこれらの問題、すべてQNAP NASであれば簡単に解決することができるんです。

実際に日本の大手映像制作会社から小さなグループまで、さまざまな規模に導入していただいております。次回の記事では、実際のユースシナリオを含めて具体的な解決策をご紹介します!

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By プロダクトマーケティング部 アソシエイト

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